ダイビング時のその頭痛、何が原因?

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水中での危険信号!二酸化炭素過剰(ハイパーカプニア)って知ってる?

ダイビングをした時に、よく頭が痛くなるんだよなぁ。。

こんにちは!あおいるかです🐬
ツアーや講習時に「頭が痛くなってきた。。」と、体調不良を訴えられる方がたまにいらっしゃいます。

思い返してみれば「そういえば、はじめたばかりの頃はよく頭が痛くなったなぁ😲」
と、身に覚えのある方も多いかと思います。

今日は、ダイビングやスキンダイビング中に注意したい、ちょっと難しい名前の症状「二酸化炭素過剰(ハイパーカプニア)」について、分かりやすく解説していきますね。

これを知っておくと、異変に気付きやすく、より安全にダイビングを楽しめるようになるはずです!

結論:無理は禁物!体のサインを見逃さないで!

結論から言うと、二酸化炭素過剰(ハイパーカプニア)は、ダイビングやスキンダイビング中に、体内の二酸化炭素が異常に増えてしまう状態のこと。激しい運動や間違った呼吸法が主な原因で、ひどくなると意識を失ってしまう危険もあるんです。そのため、無理のないダイビングを心がけることがとても大切です!

理由:なぜ二酸化炭素過剰(ハイパーカプニア)は起こるの?

二酸化炭素過剰が起こる主な理由を箇条書きにします👍

  1. 激しい運動と速くて浅い呼吸: (よくあるパターン)
    水中で頑張って沢山動くと(泳ぐと)、体はたくさんの二酸化炭素を作り出します。そんな時に呼吸が浅くて速いと、二酸化炭素を十分に排出できなくなってしまいます。
  2. 呼吸死腔と息ごらえ:
    少し専門的な話ですが、呼吸をする際に、実際にガス交換が行われない部分(死腔:気道やスノーケル、レギュレーター)の割合が増えてしまう事や、無意識に息を止めてしまうことも原因になります。
  3. スキップ呼吸: (よくあるパターン)
    「エアの消費が早いから、息を我慢してみよう!」と、エアを節約しようとして、吸気と排気の間を長くして呼吸を止めるのは逆効果!二酸化炭素がどんどん溜まってしまいます。肺の過膨張障害のリスクにもなります。
  4. 汚染された空気(稀なケース):
    稀に、ダイビングで使用するコンプレッサーの故障などで、吸い込む空気に二酸化炭素が多く含まれている場合もあります。清潔に管理されたシリンダーを使用しましょう!

体内の二酸化炭素レベルが上がると、体はもっと呼吸をしようとします。水深が深いと水圧で呼吸がしづらくなるため、さらに体に負担がかかり、悪循環に陥ってしまうことも。

具体例:こんな症状が出たら要注意!

ハイパーカプニア(二酸化炭素過剰)の初期症状としては、以下のようなものがあります。

  • 頭痛
  • 意識がぼーっとする
  • 過呼吸(息苦しい感じ)

これらのサインは、体が「もう無理だよ!」って教えてくれているサイン。もしこれらの症状を感じたら、すぐに動きを止め、落ち着いてゆっくりと深い呼吸をするように心がけてください。水深が深いほど症状が出やすく、回復にも時間がかかります。

あおいるか🐬
あおいるか🐬

流れの強い所を逆らって泳いだり、ドルフィンスイムでイルカの機嫌が良くて沢山泳いで潜っている時は、頭が痛くなる時が稀にあります💦そんな時は、やっぱり動きをとめて、しっかり息を吐いて、そして吸う!という事を意識しいています

再び結論:安全第一!楽しいダイビングのために

二酸化炭素過剰は最悪の場合、水中で意識を失い溺れてしまうという緊急事態につながりかねません。

だからこそ、

  • 自分の体力に合わせた無理のないダイビング計画を立てる
  • 水中ではゆっくりとした深い呼吸を心がける(しっかり吐く事も頭に入れておく)
  • 体の異変を感じたら、すぐにダイビングを中止する

この3つをしっかり守って、安全で楽しいダイビングライフを送ってくださいね!😊

ダイビング中に少しでも不安を感じたら、遠慮せずにバディやインストラクターに伝えるようにしてくださーい😊😊


あおいるか
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